「自分は結婚に向いていない」そう思ったことはありませんか?
結婚の話題になったとき、たまに「自分は結婚は無理だと思う」と言われることがあります。なぜかと訊ねると「向いていないから」と。「自分は〇〇が向いてない。だから結婚はできない」
この〇〇に入る言葉は……「家事」「同居」「育児」「セックス」などなど。これらができない、やりたくない、生理的に受け付けない → ゆえに、結婚(or同棲)は不可能 → だから、“自分は結婚に向いていない”……ということらしいのです。
「家事も育児も嫌い → だから、結婚したくない」という場合は問題ないのですが、彼らは「結婚したい → けれど、家事も育児も嫌い」という具合に、自分の性質と向き合った結果、「残念ながら結婚は無理」という結論を持っていました。
『自分は結婚に向いてない』それは本当に真実でしょうか?
もしも結婚生活に「家事と育児」のような条件があった場合、それが苦手だとしたら確かに向いていないと言えますが、実際は結婚に明確な義務というものは存在しません。(※民法で定められている“権利”はありますが、それは「料理ができないなら結婚するべきではない」というようなものではなく、主に財産分与に関することです)
『結婚に向いていない』と思ってしまうのは、おそらく「これが結婚における常識だ」と思い込んでいる何かがあるからなのかもしれません。
私が過去に耳にした「結婚に向いていない(と本人が思っている)理由」は以下の通りです。
1【料理が作れない、家事が苦手】
2【料理を作りたくない、家事をしたくない】
3【子供が欲しくない】
4【人と一緒に暮らせない】
5【セックスしたくない】
6【ギャンブルがやめられない】
7【結婚向きの性格ではない】
他にも「ひとりの相手に絞ることができないので、結婚が向いていない」という人もいましたが、これは本人が結婚を望んでいないパターンなので、上記の例とは異なるため除外します。(「浮気性だから結婚が向いていない(訳 : 束縛されるのが嫌で入籍したくない)」←こういう人は一生入籍しないでいただきたいものです……)
上記、1から7までの「結婚に向いていない」とされる理由。それがあったとしても結婚できる可能性があることを、ひとつずつ探ってみたいと思います。
【料理が作れない、家事が苦手】
「毎日きちんと料理しなければいけない」「毎日掃除をして家をきれいに保たなければいけない」……それは料理や家事が好きな人に任せておきましょう。料理や家事が苦手であれば、それが好きな人と結婚することで、負担を大きく減らすことができます。
「料理や家事が好きな男性なんているの?」と思うかもしれませんが、どんな人でも存在するのが婚活の面白さ。婚活アプリの『料理好き』のコミュニティを覗くと、そこにはたくさんの男性がいます。具体的な例を挙げると、私の兄は仕事から帰った後、家族の食事を毎晩作るのを趣味としていますし、アレルギー持ちの友人は毎日掃除を欠かさず、家の中は常にきれいに保たれています。
『男性は料理も家事もできない』という思い込みは、『女性は結婚したら料理や家事が完璧にできるようになる』と同じくらい愚かな幻想であり、また男性全体への侮辱であるとも言えるでしょう。
料理や家事が嫌いな相手と結婚したら、夫婦で分担するしかありません。相手にとっても嫌なことですから、きっと理解してもらえると思います(「俺は苦手だけど、お前は女だから苦手でもやるべきだ」という人とは結婚してはいけません)。
電子レンジだけでできる簡単な料理、種類豊富な冷凍食品。宅配のミールキットも利用して、さらに外食やデリバリーを導入すれば、一週間、飽きることなくおいしいものが食べられます。掃除も同様で、ルンバやブラーバ、食洗機などの有能なロボットを雇い入れ、たまにハウスクリーニングを頼むとよいでしょう。
結婚するまで料理や家事をしたことのない人は多くいて、私の同級生は皆そうでした。花嫁修行という習慣が廃れた今では「料理が作れない、家事が苦手」というのは珍しくありません。そもそも家事の得手不得手は、結婚生活の幸福と直結しておらず、それは「家事が得意でも結婚できない」「家事が得意でも離婚した」という人の数からしてもおわかりかと存じます。
思い込みポイント : 料理や家事についてのクオリティを高くしすぎてはいませんか? 結婚生活はハウスワイフ選手権ではありません。「料理や家事は自分でするべき」を“常識”と捉えているのであれば、今のうちに書き替えておくことをおすすめします。
【料理を作りたくない、家事をしたくない】
上の例と似ているようですが、実は大きく異なります。
「料理や家事が(今のところ)苦手」なのであれば、これから学んで覚えるということができますが、「(今後とも)料理や家事をやりたくない」場合は、「クックパッドなら簡単だよ!」とアドバイスされても迷惑なだけです。
『できない』のではなく『嫌いだからやるつもりがない』のであれば、パートナーに家事を求めない相手を選びましょう。極端な例かもしれませんが、タレントのデーブ・スペクターさんは都内のホテルに暮らしていて、奥さんに家事をさせることはないそうです。
まずは「結婚したら絶対に料理や家事をしなければいけない」という思い込みを捨てるところから始めてください。そして「私は料理や家事をしたくないです」と明言した上で、婚活に挑みましょう。
思い込みポイント : 「料理を作りたくない、家事をしたくない」というのは、あなたにとってどのくらい“本気”でしょうか?「料理を作りたくない、家事をしたくない」と言いつつも、結婚したらそれなりにこなすようになった人はたくさんいます。私の場合、実家では家事の類は一切しませんでしたが、一人暮らしをしたら(止むに止まれず)するようになりました。「料理が作れない、家事が苦手」という表現では生ぬるいと感じたため、あえて強い、インパクトのある言葉を選んだ結果、自分のアイデンティティを極端なものにしていないか、改めて確認してみてください。
次回は【子供が欲しくない】【人と一緒に暮らせない】について説明します。
『激せまキッチンで楽ウマごはん』著 : 草野かおる
この本に掲載されているのは、どれも簡単すぎるお料理ばかり。
説明のイラストもかわいくてわかりやすくてオススメです。
Oisix(オイシックス)のミールキットで作ってみました!
野菜類はほぼ切ってあり、温泉卵も完璧な状態で届きます。
楽チンなのに、手抜きには見えないのが嬉しいですね。
ミールキットはパルシステム(生協)などでも扱っています。
入会特典もあるので、お住まいの地域の宅配サービスをぜひチェックしてみてください。
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