相手のことは嫌いではないけど、肉体関係に至るにはまだ時期尚早。
そんな微妙な時期に、ホテルに誘われたら……。
ここは頑としてお断りするのが礼儀です。
とはいえ、嫌いではない相手ならば、断り方が難しいと感じる局面ですよね。
以前も書きましたが、『人気(ひとけ)のない場所で二人きりにならない』とか『飲食店で離席するときは、食べ物は食べ切ってから、飲み物のグラスは空にしてから行くこと』など、出来得る限り、そのようなシチュエーションにもっていかないことが重要です。
こんな工夫を女性がしなくてならないのは本当に残念ですが、でも現実的によくあることなので書かざるを得ないのが悲しいです。(『女性が身を守る方法』などという記事が必要なくなる世の中になってほしいと切に願います)
相手が本当に良い人で、そんなつもりがまったくないとしても、こちら側にはわかりません。
以下の例文は、“相手が良い人で、そんなつもりがまったくない”という可能性を含めた上での断り方です。
【“相手が良い人で、そんなつもりがまったくない”という可能性を含めた上での断り方】
車で自宅まで送ると言われた場合
・まずは遠慮する。送ってもらうとしたら、一時駐車しやすい、わかりやすい場所(地元で有名な施設など)まで送ってもらう。または「帰りにスーパー(コンビニでも可)に寄るつもりだったので、そこで降ろしてもらってもいいですか?」とお願いする。
電車で自宅まで送ると言われた場合
・まずは遠慮する。送ってもらうとしたら、乗り換えの駅まで送ってもらう。乗り換えがない場合は最寄り駅まで(改札は出ない)とする。
これから家に来ないかと誘われた場合
・「外で会う方が気楽なので、今のところはそれでいいですか?」と言う。
ホテル街に連れて来られた場合
・「なんだか変な場所に来ちゃいましたね(笑) 早く移動しましょう」と言う。
車でひと気のない場所に来た場合
・「もっと賑やかなところに行きたいです」と、別の場所に移動することを提案する。走っている最中であれば、どこに行くのかを訊ね、それがひと気のない場所だろうと想像できる場合、繁華街に戻るようお願いする。
上記のように伝えれば、“相手が良い人で、そんなつもりがまったくない”場合は、素直に従ってくれるはず。
こちらがお願いしているにも関わらず「別にいいじゃないですか」と強行しようとする相手は、どうやらあまり良い人ではないようです。
さきほどのようなやんわりとした断り方で通じないのであれば、相手への気遣いはかなぐり捨てて、不機嫌な態度で突っ跳ねましょう。
ここは強い意志と態度が必要です。笑顔で「駄目ですよぅ~」と言っても、相手には通じません。
前回の記事で『“したくない理由”を説明することは、必要なコミュニケーションであり、相手に対する誠実さの現れです』と書きましたが、それは相手がまともだった場合においてのみ適用すべきことです。
ホテルに行きたくないと断っているのに「別に構わないだろう」とゴネるような相手には、こちらも誠実にあたる必要はありません。
相手は「なぜ駄目なのか?」と聞いてくるかもしれませんが、それに応えず、無言で立ち去るくらいしてもいいでしょう。「なぜ駄目なのか?」と聞いてくるような相手は、たとえこちらが説明しても、何とかしてそれを論破しようとするかもしれないからです。(後日、「この前はすみませんでした」という謝罪と共に「差し支えなければ理由を聞かせてもらえませんか」と聞いてくる場合は、きちんとした説明をしてあげましょう)
普通の人であれば、性的な誘いを断られたら「嫌だったんだね。ごめんね」と謝ってくると思います。怒り出したり、不機嫌になったり、理由を求めたりはしません。
あなたが『相手にきちんと話すことが誠実である』と考える気持ちはわかりますが、その場で説明することで、さらに面倒な会話に発展するかもしれないのです。
【予想される、さらに面倒な会話】
「別にガツガツしてないよ~(笑) え、ちょっと待って、俺のことそんな風に見ているの?(笑)」
「こっちは心を開いていたつもりだったけど……そんな風に思っていたなんて、がっかりだな」
「慎重にしたいってどういう意味? 俺とすることで後悔するかもって思ってるわけ?」
「じゃあ、もう俺たちこれで終わりだよね……今まで楽しかったけど……」
「安心してほしい。絶対に後悔させないし、きみのことは大切に思っているから」
「もう遅いし、とりあえずホテルに入ってから考えてみない? 嫌だったらしなくてもいいよ。眠くなるまでおしゃべりしようよ」
「うっせーバカ」
……すみません、つい口が悪くなってしまいました。でも「うっせーバカ」とは言わないまでも、そういう思いを胸に、無言で離れるというのはアリだと思います。
再三このブログで言っていますが、普通にお付き合いを進めている上で、性的な誘いをして断られた場合、まともな人であれば「悪いことしちゃったな」とか「恥ずかしいことをしてしまった」とか思うわけです。
断られて気まずい思いをするどころか「え? なんで駄目なの? なんで?」とグイグイくるのは、控えめに言ってイカレポンチの可能性が高いでしょう。
断った側が気まずい思いをしたり「悪いことしちゃったかも」などと罪悪感を持つ必要はありません。
相手が「この前は申し訳ありません。自分は失礼なことをしてしまったけれど、また会ってもらえますか?」といったふうに、反省と謝罪を加えた上で、あなたとまた会いたいと考えるのであれば、イカレポンチの可能性は低いです。
そのように誠実な人であれば、あなたもいつか寝屋を共にしたいと思えるようになるかもしれません。お付き合いの末に結婚することになったら、後々「あのときは焦ったよね」と笑い話になることでしょう。
ここからもう少し下って裏手に入るとラブホだらけになります。(うっかり間違えて迷い込むことも……)
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